2010年3月20日土曜日

日経新聞 2010.3.19

公示地価2年連続下落 商業地下げ目立つ

国交省が18日に発表した1月1日時点の公示地価は全国平均(全用途)で前年比4.6%下落し二年連続で前年を下回っています。用途で絞って見ると商業地の落ち込みが6.1%と目立っており、下落率の大きい10地点のうち9地点が新橋、銀座などの東京都心の商業地のようです。地方圏の下落は18年間連続である中、リーマンショックなどに端を発するデフレの波が東京をはじめとする三大都市圏にも影響を及ぼし、地価は下がる一方です。下げ幅は去年より鈍化してはいるものの、デフレの波が引かないうちはこうした下落が続きそうです。衣料品の値下げの宣伝や広告を最近ではよく目にし、消費者には嬉しい傾向にあるように思われますが、その結果、相次ぐ経営破綻や苦肉の策ともとれるようなM&Aに日本経済の軋轢は日に日にひどくなっていくように見えます。これに地価の低迷が加わり、デフレにさらに拍車をかけるのではないか思われます。そんな中、静岡県長泉町という町は全国でも数少ない地価の上昇に成功している町です(全国7地点中の2地点)。その要因となったのがまりづくりにあるようです。この長泉町は健康関連産業の集積を目指したまちづくりが功を奏し人口が増加傾向にあります。人口が増えれば土地を求める人が増え、地価は上がっていきます。こうした魅力ある土地づくりが地価低下の歯止めとなり、デフレにも好転の機会を及ぼしそうな予感がしてきます。もちろんそれだけでデフレがおさまるわけではありませんが、地方レベルでのこうした変動をヒントに、これからの日本の在り方を考えてみるのはいい機会なのではないでしょうか。そうした意味でこの記事は注目すべきものであると思います。(柏崎)

2010年3月17日水曜日

日経新聞 2010.3.15

木造住宅 割高感薄れ、国産材の再評価も

現在一戸建ての新築住宅着工戸数の工法別の内訳は、木造住宅が約86%を占めています。しかし、日本の木材自給率はたったの24%しかありません。1955年の95%から輸入の自由化により割安な外材への需要が増えたためですが、この状況が今変わりつつあります。輸出国の伐採規制の強化などにより、国産材の割高感がやや薄れてきているからです。豊富な資源はあったものの、採算がとれず荒廃したり寿命が来たりしていた国内の森林の活性化にもつながると考え、政府は20年までに50%まで引き上げるのを目標としました。
わたしは、基本的にはこの国産材への再評価には賛成ですが、古木を伐採して森林の若返りを考えて効率のよい材料の確保をしていくはずが、集中的に森林伐採をしたり木の育つ環境を壊し てしまったり、採算性のことばかりを考えてしまうことのないように配慮が必要だと思います。今後建築材料の確保の仕方について環境と対話しながら改めて考えていかなければいけないと思います。
(荒井)