2009年6月2日火曜日

日経新聞 2009.6.1

神戸「デザイン都市」推進

開港から140年余りが経ち、新しく街の歴史的な建築を利用したまちづく りが始まっている。若手芸術家の交流拠点にしたり、移民の歴史を紹介する文化の交流センターなどが出来るそうだ。さらにユネスコから「デザイン 都市」として認定されたことも意味合いが強い。
私自身は神戸に行ったことはないため、この街がどのようなものなのかはからないが、このような流れに疑問を持ってしまう。それは全国共通のことだと思うがまず、○○な街というようなスローガンを掲げることは住民にとってわかりやすく活性化に向けていいことなのかもしてないが、アートだとかデザインといったこととの結びつきが強い、もしくは多すぎる。そもそもユネスコが認定しているというデザイン都市の意味がわからない。ここで出て来るアートやデザインの多くは西欧のものだろう。金沢21世紀美術館や十和田市現代美術館もそうだが、そこに日本らしさを感じることは難しい。京都の街にしても、歴史的建物とオフィスビルなど現代建築が混在するからこそ魅力があるのだと思う。白川郷 にしても、単に保存されているのではなく、世界遺産だからでは
          なく、そこで生活しているという人の営みがあるから魅力があるのだと思う。
          近年のまちづくりはアトラクション化している。つまり非日常の空間である。今一度、専門 家だけでなく地域住
          民 一人一人が考える場面に来ている。
         (渡邉)